2009-01-01から1年間の記事一覧
ノンシリーズの短編集。 様々なジャンルが含まれていて、普段読んでる有栖川作品とは ちょっと異なるテイストで得した気分。 ＳＦ風な作品には驚いたけど、有栖川さんが書くとこうなるんですね！ 各作品に対してどのようなお題が与えられて書いたか、みたい…
小市民シリーズ第３弾。 『夏期限定トロピカルパフェ事件』がちょっと辛い終わり方だったので 今回は待ち望んでいた作品です。 しかも早い段階で小鳩君、小山内さん双方に彼女、彼氏ができるとは！ 彼等はどのように普通の恋愛してるふりするんだろうか？ な…
ポアロもの。 既読のクリスティ作品では初めての飛行機内での殺人。 この時代でも頻繁に飛行機を利用していたんでしょうか。 当時の様子なども興味深く読めました。殺害されたのは最後列に座っていた金貸しのジゼル。 その近くに座っていたポアロですが、飛…
横浜が舞台の連作短編集。 横浜駅西口周辺のビブレ前広場で話が展開していくけど 土地や駅の田舎度合いのことをネタにされるとさっぱりついていけず 地元をよく知ってたらもっと楽しめるのに・・・これは残念。加藤実秋さんの作品はいつもサクサク読めて、展…
わくらばシリーズ第２弾。 『わくらば日記』を読んだ直後から続編が読みたくてたまらなかった作品。 人や物の記憶を読み取ることができるという不思議な力を持った 鈴音と元気いっぱいのしっかり者の和歌子（ワッコちゃん）姉妹の物語。 時代は朱川さんお得…
しゃばけシリーズ第５弾。今回は長編です。 病弱な若だんなが箱根へ湯治に出かける！ まぁ兄やたちがついてくれるから 大丈夫と思いきや、最初からとんでもない情況に・・・。 姫神の思い、若だんなの思い、天狗の思い、雲助の新龍の思い、 長編だけあって、…
ミス・マープルもの。 ほとんどマープルの登場シーンないので、 ノンシリーズの調子で読み進めました。 主人公のバートン兄妹がとても魅力的で、 特に妹のジャアナに好感持ってたので、 彼女に謎解きして欲しかったくらい。 マープルは忘れた頃に登場して、 …
建築探偵シリーズ第１冊。 色んな方からオススメされたシリーズ、ようやく手に取りました。 どうやら来年に最終巻が出るそうです。 それに合わせてシリーズを読み進めようと思ってます。ところでこの作品、探偵役の桜井京介が超のつく美形。 その描写がやた…
フロストシリーズ第４弾。 「週間文春」傑作ミステリーベスト１位 「IN★POCKET」総合１位 「このミステリーがすごい！」２位 という評価は伊達じゃない！これ、本当に面白いです。 主人公は、お下劣でセクハラで訴えられてもしょうがない言動の フロスト警部…
前作『ジョーカー・ゲーム』と同じく、上品なスパイ物の連作短編集。 今回は視点がＤ機関の外からだったので、誰がＤ機関の人間かわかりそうでわからない。 思いっきりミスリードされましたよ。 特に表題作は愉快痛快でした。こういうのもっと読みたいな。 …
前作『MOMENT』から７年後の物語。森野の視点で描かれる。 相変わらずの温度の低い文体が好き。とてもセンス良く 流れるような文章がするすると入ってくる。 だけどなあ〜『MOMENT』が好き過ぎたのか、ちょっと今回は間延びした 感じが、夢中に読み込むほど…
結構重い内容なんだけど、読んでるうちに希望が湧いてくる。 そして子供に読ませたい本だ。母というのは万能ではないのです。 もっと家族のみんなは私のことも気遣ってねってメッセージを添えて（笑） 感心したのが「履歴書の書き方と就職時の面接するコツ」…
この作品、装丁が本当に素敵で作品にぴったりと合ってるのが嬉しい。 何とも不思議な綾辻ワールド、すとんと嵌ってしまいました。 深泥丘病院の奇妙な医者、看護師、そしてどうも記憶がはっきりしていない 主人公とすべてを知ってるそぶりを見せる妻。 現実…
一気読みしてしまう面白さ！今年最高に面白かったです。 ３年３組の恐怖が綾辻さん独特の雰囲気でどんどんエスカレートしてくるのに ミステリ的な仕掛けが気になって苦手なホラーも夢中で読み進めました。 単なる驚きだけの真相でなく、切なさ漂う結末に感動…
柳広司『ジョーカー・ゲーム』 スパイ物ということで勝手に長編を想像してましたが、これは短編集でした。 あっさりしていて難解さがなくとても読みやすい作品。 それでいて適度な緊張感が漂っててミステリ的にもとても上手いと思います。 Ｄ機関の人間のプ…
２００９年１月〜５月の読了本 アガサ・クリスティ「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？」 辻村深月「太陽の座る場所」 畠中恵「アイスクリン強し」 辻村深月「ロードムービー」 アガサ・クリスティ「メソポタミアの殺人」 山本幸久「ある日、アヒルバス…
伊坂幸太郎「終末のフール」 有川浩「図書館戦争」 有川浩図書館内乱 有川浩「図書館危機」 有川浩「図書館革命」 ジョン・ディクスン・カー「火刑法廷」 アガサ・クリスティ「ポアロ登場」 パトリシア・コーンウェル「異邦人」 鯨統一郎「ABCDIFG殺人事件」…
