2013-01-01から1年間の記事一覧

A・クリスティ『バートラム・ホテルにて』

A・クリスティ『バートラム・ホテルにて』ミス・マープルシリーズ。 タイトルと古式ゆかしいホテル内の描写 特にお茶やお菓子や英国ならではのゆったりした 上流階級の過ごすホテル内の様子は 英国好きならたまらなく魅力的。 この部分だけでもこの作品を読…

ジャネット・イヴァノヴィッチ『私が愛したリボルバー』

ジャネット・イヴァノヴィッチ『私が愛したリボルバー』 ステファニー・プラムシリーズ第1弾。 日本には馴染みのないバウンティ・ハンターという職業を やらざるを得なくなるステファニー。 綺麗に言えば彼女の成長物語なんだろうけど そのドタバタぶりが面…

P・G・ウッドハウス『ジーヴスと恋の季節』

P・G・ウッドハウス『ジーヴスと恋の季節』 ジーヴスシリーズ第8弾。 いや〜安心して読めるジーヴスシリーズは 定期的に読みたくなる作品ばかり。 ここんとこ長編ばかりなんで トラブル具合も絡まった糸のややこしいこと! その内容は、やはり今回も友人…

島田荘司『アルカトラズ幻想』

島田荘司『アルカトラズ幻想』 島田さんが書きたい本当のテーマみたいなのがあって ミステリは単なる導入部、というタイプの作品が続いてます。 今回の導入部の猟奇殺人は惹きつけられる。 どんな意図があってこういう事件が起きるのか? ワクワクしながら読…

アーロン・エルキンズ『古い骨』

アーロン・エルキンズ『古い骨』 スケルトン探偵シリーズ第4弾。 モンサンミッシェルが舞台、ということで 読むのを凄く楽しみにしてました。 いつかは行ってみたかったので。 しかし美しい場所なのにあんな危険性も隣合わせてたとは! 行けるかどうかわか…

アーロン・エルキンズ『暗い森』

アーロン・エルキンズ『暗い森』 スケルトン探偵シリーズ第2弾。 凄く地味な印象を受ける作品で 読後感も驚きもさほどなく、淡々と終わってしまった感じ。 ギデオンとジュリーの馴れ初めはよくわかるので まずこれから読むといいかも。 ただし私はこの描写…

ドロシー・L・セイヤーズ『学寮祭の夜』

ドロシー・L・セイヤーズ『学寮祭の夜』 ピーター卿シリーズ。長編。 700ページを超える長さに躊躇しちゃうけど 読了後はその長さも納得できる内容。 それほどハリエットとピーター卿の関係は複雑なのです。 そしてハリエット視点の内容は、揺れ動く彼女…

スコット・トゥロー 『推定無罪』上・下巻

スコット・トゥロー 『推定無罪』上・下巻 主人公サビッチ主席検事補のかつての愛人である 美人検事補が自宅で殺害され、その容疑が次第に サビッチに向けられていく。 サビッチ視点での内容も、すべてを読者に明かしてる とは言えない箇所が気になり、フー…