2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ジル・チャーチル『ゴミと罰』

ジル・チャーチル『ゴミと罰』 ジェーンシリーズ第1作。長編。 タイトルからして面白そうな予感。 そしてタイトルだけでなく、中身がまた面白い! 3人の子供がいる主婦が殺人事件に巻き込まれた。 主人公ジェーンは止むを得ず事件の解決に乗り出そうとする…

モーリス・ルブラン『強盗紳士ルパン』

モーリス・ルブラン『強盗紳士ルパン』 怪盗紳士でなく強盗紳士というタイトル名に時代を感じさせられます。 『ルパン、最後の恋』を読む前に、 積読中の本書を慌てて読んでみたのですが 大人になってから読むルパンもなかなか良いですね! 子供の頃読んだポ…

A・クリスティ『死への旅』

A・クリスティ『死への旅』 ノンシリーズ。冒険物。 東西冷戦で引き裂かれたヨーロッパの西側陣営で 次々と失踪する科学者。 ひょんなことからその事件に巻き込まれる主人公ヒラリー。 彼女がその事件に巻き込まれる件が巧いって思いました。 強引さもなく…

S・J・ローザン『ピアノ・ソナタ』

S・J・ローザン『ピアノ・ソナタ』 シリーズ第2弾。今回はビルの一人称語り。 ビルに対する印象がリディア視点より断然良いっ! こんなにナイーヴで細やかな心配りのできるビルが 非常に危険な仕事をしてるという対比が面白い。 犯人は予想外の人物で、ま…

ドロシー・L・セイヤーズ『五匹の赤い鰊』

ドロシー・L・セイヤーズ『五匹の赤い鰊』 ピーター卿シリーズ第6弾。 赤い鰊が偽の手掛かりというのはミステリ用語なんですが それを知らなかった私はまだまだミステリ初心者。 いい勉強になりました。 内容はまさにタイトル通り! 5匹の赤い鰊(偽の手…

カーター・ディクスン『黒死荘の殺人』

カーター・ディクスン『黒死荘の殺人』 H.M卿初登場作品。 前半の怪奇的な雰囲気が密室事件の陰惨な現場 を盛り上げており、ゾクゾクしながら楽しめます。 一転、、H.M卿登場以後は、彼の軽口っぷりと 熊のような所作が妙に可笑しくて 一気に印象が明るくな…

P・G・ウッドハウス『ジーヴスと朝のよろこび 』

P・G・ウッドハウス『ジーヴスと朝のよろこび 』 ジーヴスシリーズ7冊目。長編。 やはりこれは数ヶ月に1冊がいいペース。 いつも新鮮な気持ちで読めます。 そして内容は、毎度毎度の友人を助けんがために 窮地に陥るバーティを中心とするドタバタコメデ…