2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』

過去の伊坂作品でのマイベストは『ラッシュライフ』だったんですが 本作品、それをあっさり抜いちゃったかも知れません。 爆笑というのではなく、クスリと笑えるユーモア溢れる行動とやり取り 時おり挟まれる過去場面が見事に活かされてて あらゆる場面が伏…

東野圭吾『流星の絆』

直木賞受賞後に出た作品の中では一番面白かったと思います。 主人公に共感できないので、中途半端な気持ちで読み進めましたが どうしても真相が気になるので一気読みでした。 さすが東野さんは巧いですね。ただラストはどうもバタバタして ゆっくり考える間…

近藤史恵『回転木馬』

[rakuten:book:12005529:image] 『観覧車』の続編。前作は随分昔に読んだためかなり記憶飛んでましたが 主人公のひたむきさだけはしっかり覚えてました。 それくらいに印象的な唯という女性。失踪した夫へのもどかしさは 読んでる私達にも通じる物。ハッピー…

A・クリスティ『ヒッコリー・ロードの殺人』

ポアロ物。学生寮が舞台で、様々な国籍を持つ人物が登場するので かなり混乱します。メモ片手に読み進めたので私は楽でした。 メモはオススメです。 規則性のない紛失物のオンパレードで一見何の事件性もないような雰囲気の中 ポアロが叫んだ「すぐに〜」と…

東野圭吾『使命と魂のリミット』

[rakuten:book:11975579:image] サスペンス。東野作品って人間的な心の揺さぶりが巧いので 感情移入しちゃいます。手術場面は特に臨場感あっていいですねぇ。 これドラマにすると面白いだろうなぁ、と読後感思うのは毎度のこと。 それだけ人間描くのが巧いっ…

A・クリスティ『青列車の秘密』

ポアロ物。ヘイスティングが登場しないので物足りない気持ちもしましたが その穴埋めに魅力的な女性が登場しましたね。しかも彼女の住んでるのが セント・メアリ・ミード村って、それはミス・マープルが住んでる村じゃないですか! 2人が出会った話なんてな…

近藤史恵『サクリファイス』

[rakuten:book:12115290:image] 本屋大賞2位の作品。 自転車のロードレースという私には全く馴染みの無い舞台の この作品を読み終えた時、真剣にツールドフランスの中継を TVで観たいって思っちゃいました。 これミステリ的にも楽しめたけれど、自転車レ…