2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』

[rakuten:book:11987454:image] 初めての桜庭作品。そして忽ち桜庭ファンになった作品です。 祖母、母、自分と赤朽葉家三代の女性が描かれてあります。 2段組でボリュームあるのにすんなりと読めるのは きっと時代の流れがとても判りやすく描かれていたから…

フランシス・アイルズ『殺意』

アントニイ・バークリーの別名義作品。かなり有名な倒叙推理小説です。 『被告の女性に関しては』は愛人視点、『レディに捧げる殺人物語』は 妻視点だったのが、本書は夫視点で描かれてて、3冊続けて読むと 三者三様の楽しみ方ができます。私が一番楽しめた…

フランシス・アイルズ『レディに捧げる殺人物語』

アントニイ・バークリーの別名義作品。 シェリンガムシリーズとは違って、こちらは犯罪心理中心の小説です。 冒頭の一文が印象深く、一気に小説世界に引き込まれました。 最初にしてすでにこれから展開されるであろう内容が予想できるので 真綿で締められる…