モーリス・ルブラン『強盗紳士ルパン』

モーリス・ルブラン『強盗紳士ルパン』


強盗紳士ルパン (ハヤカワ・ミステリ 404)



怪盗紳士でなく強盗紳士というタイトル名に時代を感じさせられます。
ルパン、最後の恋』を読む前に、
積読中の本書を慌てて読んでみたのですが
大人になってから読むルパンもなかなか良いですね!
子供の頃読んだポプラ社のルパン物以来なんです、実は。
ポプラ社のルパンはカッコ良かった!
本作品のルパンは青臭くて泥臭いところもあって
とても人間的、そして根っからの犯罪人。
子供の頃の偶像がグラグラと・・・。


ルパンは冒険物というイメージがありましたが
意外や意外、ミステリ的にもなかなか面白いです。
トリック重視の色んな作品読んでますが
本短編集では色んな箇所で騙されました。
きっちりと大人向けのを読むべきかな?