東川篤哉『「殺意は必ず三度ある』

殺意は必ず三度ある (ジョイ・ノベルス)


鯉ヶ窪学園シリーズ第二弾。
相変わらずの面々が楽しいトークを繰り広げながらの本格作品。
いつもながらのトリックは見事だし、ゆるい笑いもツボです。
野球場の見取り図がなかったら絶対に理解できないトリック!
うまいこと考えますね。この作品読むまで、野球用語にこんなに「死」という
言葉が使われてるなんて思いもしませんでした。案外物騒なんだ。
そして探偵部達の間違えた部分は私も完全にミスリードされました。
この手のトリックって何回やられてもひっかかりますね。
烏賊川市シリーズ、鯉ヶ窪学園シリーズ、ノンシリーズと
つまり東川作品を全部好きな私は、今年も大いに注目してる作家さんです。