ジェフリー・ディーヴァー『ソウル・コレクター』


ソウル・コレクター


今回の犯人はコンピュータを自在に操る「すべてを知る男」。
科学捜査では向かうところ敵なし状態のリンカーン
ITはどうも得意でない分野みたいです。
さすがのリンカーンにも苦手分野があってちょっと嬉しかったりして(笑)
ページが進むにつれて、どんどんエスカレートしてくる
敵の非情さが不気味で怖かったです。
フィクションということで誇張はあっても
同様のことをされた時の被害者の絶望感というのは
読んでてひしひしと感じられ、これは恐ろしい!
本当に怖いです。近い将来こんな犯罪ある得るかも知れません。
知ろうと思えば個人情報なんていくらでも手に入る時代なんですね。


ところで若かりし頃のリンカーンを読めたのは嬉しかったです。
それとルーキー巡査がどんどん成長していく姿も
読んでて微笑ましいですね!
そして最大の敵がまだ捕まっていないということで
彼との対決が待ち遠しい私です。