2012-04-13 大崎梢『プリティが多すぎる』 BOOK 大崎梢『プリティが多すぎる』 表紙の雰囲気から、甘ったるい内容かと思っていたが ローティーン雑誌の裏側を描いた、実はとても現実的な内容。 まだ年若い少女達には酷な場面もあり 現実の厳しさを目の当たりにした。 自分の希望しない部署に回されて やる気のない主人公南吉くんの成長物語だとは思う。 けど、私には少女達が主人公に思える。 どの世界でも厳しいけど、それを少女時代から 体験せざるを得ないことに残酷さを感じる。 しかし「女の子はPが好き」は巧いキャッチだ。 さすが、作家さんだね。