スティーヴン・キング『アンダー・ザ・ドーム』上下巻

スティーヴン・キングアンダー・ザ・ドーム』上下巻



アンダー・ザ・ドーム 上 アンダー・ザ・ドーム 下



突然、1つの街がすっぽりと見えないドームに覆われてしまう。
微量な空気を通すのみのドームの出現は
確かにこういう事故や混乱は起こるよね〜という
描写のオンパレード。それが何とまぁ容赦のないこと。
微妙に空気を通すという設定が、また憎いくらいに巧いんですヨ。


閉鎖された世界で、いかれた人間が権力を持った場合
いかに恐ろしい支配が起こるか。読んでて嫌になりました。
ここら辺はストレスたまる〜。
できたら悪の権化である彼は、
正義によって徹底的にやられて欲しい!
という気持ちでモチベーションを
保ちながら読み続けたんですが・・・。


ドームに関する原因や結果なども含めて
途中までの盛り上がり方と終結した満足度は
微妙に違ったような。
でも映画化すると当たりそうですね。
私は人間の欲深さを見るのが怖いけど。