京極夏彦『豆腐小僧双六道中おやすみ』
前作『豆腐小僧双六道中ふりだし』の続編。
前作に関連した人物・事件も登場するので
刊行順に読むのがベストって思います。
今回も悩みます〜豆腐小僧は。
しかも偉そうにしている達磨先生も悩む点があって
それが一つの謎として提議されてるので
大きなドタバタの収束とその謎の解決で
どういう決着つけるのか、もう夢中で読みました。
640ページ、一気読み!
人間とその概念として登場する妖怪とで
しっちゃかめっちゃか。それがまた面白い〜。
妖怪は概念であって実体がない。
くどいほどの説明があるからこその着地点。
大風呂敷の畳み方が素晴らしい。
カンチキという新たなボケも登場して
やっぱり面白い作品です。
巷説も京極堂も好きなシリーズだけど
同じくらい愛すべき豆腐小僧のシリーズ!
最初は「ふりだし」、次が「おやすみ」
次は何になるんでしょうね〜豆腐小僧の双六道中は。
乞うご期待です。