ミネット・ウォルターズ『破壊者』
ミネット・ウォルターズ『破壊者』
ウォルターズ作品は、読了後に嫌な気持ちになる気がして
いつも身構えて読み始めるのですが、
昨年読んだ『鉄の枷』同様、今回も引き込まれてしまいました。
今回は特に警察小説としても楽しめて、
丹念にアリバイや証拠固めに回る地道な捜査にワクワクしました。
さらに、誰が犯人でも驚かないゾ、という気持ちにさせる展開が、
早く真相を知りたい気持ちに拍車をかけて、もう一気読みです。
事件に並行するエピソードが微笑ましくて良かったネ。