綾辻行人『奇面館の殺人』

綾辻行人『奇面館の殺人』


奇面館の殺人 (講談社ノベルス)


館シリーズ第9弾。
吹雪で孤立した中村青司設計の館に集まった人々の
何とも奇妙な設定!もうたまらなく面白いです。
事件の一つ一つな奇妙な点の見事な終着点に
相変わらずの鮮やかさを感じて、
心地よい読了となりました。
鹿谷門実が思考中に「本日の1本」と
タバコを取り出すのが、やっぱりいいよねぇ。


パズル色強い作品の謎はシンプルなのに
最後の最後まで全くわかりませんでした。
これ、きちんと看破した人いるんでしょうか。


あの仮面、不気味だけどちょっといいなぁ。
自分では決して被りたくないけど。