東野圭吾『真夏の方程式』

東野圭吾真夏の方程式


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ガリレオシリーズ第6弾。長編。
湯川先生と小学生がどっぷり絡んだ内容は
過去シリーズではなかった組み合わせだけに、
ちょっとした場面が微笑ましい。
へー、やるじゃん。湯川先生。
夏休みの自由研究なんて素晴らしすぎる。
こんなお父さんだったら楽できただろうなー
なんて、しょうもないこと考えてました(笑)


途中、湯川先生が放った意味ありげな言葉で
事件に大きく関わった人物が予測できたため
後は切なくて切なくて・・・。
でも着地するまでの軌道が本当に巧くて
東野さんの作品が売れるのわかりますわ。
完璧ですね。これも映像化するんだろうなぁ。


トリック的には『聖女の救済』がすごく好きで
ストーリーは『容疑者Xの献身』が好き。
本作品はどちらかと言えばトリックより人間味溢れる作品。
このシリーズも加賀刑事シリーズのように
人情路線に走るのかなぁ。
作品が面白ければ、どちらでもいいですがね。