P・コーンウェル『スカーペッタ』上・下

P・コーンウェル『スカーペッタ』上・下


スカーペッタ (上) (講談社文庫)  スカーペッタ (下) (講談社文庫)


検屍官シリーズ第16弾。
この作品から、訳者が相原真理子さんから
池田真紀子さんに変更になりました。
ケイ&コーンウェル&相原さんというように
この3人をトライアングルで捉えていたので、
どういう訳で・・と戸惑っていたら、相原さんの訃報。
体調がお悪かったんですね!
相原さんの訳が大好きだったので、ショックでした。
ご冥福をお祈りいたします。


しかしディーヴァー作品大好きな私には池田さんの訳も大好き。
特に違和感なく読めました。
ところで今回も場面展開は速い。
これ、流行なんでしょうかね。
目まぐるしく変わる場面に、正直ついていくのがしんどいです。
そしてドロドロの人間関係。
事件や犯人、科学捜査を中心に読んでいきたいのに
雑音が多すぎて、集中できません。
ケイってこんなにか弱い女性でしたっけ?
ベントンってこんなに軟弱でしたっけ?
ただチームワークが戻ったのは嬉しかったかも。
マンネリ化を防ぐために、また禁じ手使いそうですね。


と言いつつ、ここまで読んだら読み続けるのを止められません。
次の作品も読んじゃうんだろうなー。