宮部みゆき『小暮写眞館』


小暮写眞館 (書き下ろし100冊)


花菱英一の両親がマイホームに選んだのが
下町の古びた小暮写眞館。看板そのままで生活することになったが・・・。


いい小説に出会えたな〜と実感できる作品。
小説の長さも人物を描き分けるためには必要で
個性豊かな高校生やその親・兄弟達がイキイキと迫ってきました。
英一が友人達の助けを借りて謎に真正面から取り組む姿は
羨ましい気すらします。
ただ、何事にも一生懸命な英一というイメージあったので
なぜあの2人が惹かれあうのか、それが分かったとき
鳥肌立ちそうになりました。そっか〜私はここが涙ポロポロの場面。
鉄道ネタがなかなか面白かった。