本多孝好『at Home』

本多孝好『at Home』


at Home

どこか歪んだ家族を描いた4つの短編集。
ちょっと常識では考えられない、
そしてホームドラマでは登場しないような家族が登場します。
歪んだと言っても、暗いジメジメした感じは全くなし。
逆に登場人物の能天気にぶっ飛んだ、予測のつかない数々の言動は
ワクワクして楽しかったなぁ。受けました。
一方でどうしても共感できない部分もあって、どうもチグハグな印象。
私の大好きな温度の低い文体は健在でした。