Ｐ・Ｇ・ウッドハウス『比類なきジーヴス』

お人よしで怠け者、そしてお金持ちな独身貴族・バーティー。
彼に仕える、頭脳明晰な執事・ジーヴスが
バーティーが巻き込まれてしまう騒動を
見事な手腕で解決してしまう、ドタバタコメディ。
抱腹絶倒と言っても過言でない面白さです。
執事ジーヴスがご主人に盲目的に仕えてるのでなく
自分の意志もきちんと示す態度に天晴れ。
それに反目して子供みたいに拗ねた態度をとるバーティーが
微笑ましくて、最後がいつも大団円になる終わり方もいいなぁ。
と思って読む進めると・・・最後の最後はバーティーに同情しちゃいます。
ただし私好みの終わり方。ジーヴスの非情さもわかってますます気に入りました。
今後もビンゴや双子に振り回されるのでしょうか！
ぜひ色んな方にお勧めしたい１冊です。
（ミステリじゃありませんよ）