A・クリスティ『殺人は容易だ』

A・クリスティ『殺人は容易だ』


殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


ノンシリーズ。
小さな村で起こっている連続殺人に、唯一気付いたピンカートン。
これをロンドン警察に通報する直前にひき逃げで殺害される。
しかしこれも事故と処理され・・・。
主人公は元植民地警察官ルークという、何気に頼りない人物で
ちょっと読んでてイライラ(笑)。
案外人が死んでるのに、紙面からのんびりしたムードしか
漂ってこないのは、舞台が牧歌的な村だからでしょうか。
クリスティを何冊か読んでる人なら犯人は結構わかりやすいですよ〜。
ミステリ初心者はビックリの犯人かも。
フーダニットとしてはとても楽しめます。
最後にバトル警視の登場は、例え少しでも安心感ありますね。