篠田真由美『玄い女神』

建築探偵シリーズ第２弾。

１０年前にインドで起こった殺人事件の真相を
桜井京介に託す狩野都。カリ（狩野都）の存在が
あまりに大きくて、京介も蒼も印象薄いです。
カリで始まり、カリで終わる。
まだシリーズ２冊目なのに、篠田さんが作品あとがきで
書いてらっしゃった異色作というのはよくわかります。
確かに前作ほどの建築に関する描写はないですが
インドというエキゾチックさは満載でムードあってよかったです。

ところで聡明な彼女がそこまで慕うほどの恋人だったのか・・・
とインドで殺害された橋場を知れば知るほど首かしげちゃいますが
全体的に独特な雰囲気のある作品はそれなりに楽しめました。
最後の真相部分は・・・ええええ〜、ビックリでした。
全然わからなかったよ〜まだまだ修行足りませんです。