最近の読了本です

猿来たりなば (創元推理文庫)新装版 夏、19歳の肖像 (文春文庫)[rakuten:book:10744588:image:smallリベルタスの寓話牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)細工は流々 (創元推理文庫)その死者の名は (創元推理文庫)ひよこはなぜ道を渡る (創元推理文庫)




エリザベス・フェラーズ『猿来たりなば』
島田荘司『夏、19歳の肖像』
エリザベス・フェラーズ『自殺の殺人』
島田荘司『リベルタスの寓話』
A・クリスティ『牧師館の殺人』
エリザベス・フェラーズ『細工は流々』
エリザベス・フェラーズ『その死者の名は』
エリザベス・フェラーズ『ひよこはなぜ道を渡る』




フェラーズの5冊はトビー&ジョージシリーズで、5冊完結です。
翻訳順とシリーズ順が違ってるけれど
最後の訳者あとがき読んで納得なのです。
売れる保証なければ、こういうシリーズ物って出版は難しいのですね。
だからシリーズで一番面白そうな物から出版する・・・
海外作品が売れ難い状況を考えたらしょうがないのかな?


私は最新作『ひよこはなぜ道を渡る』が一番気に入りました。
度肝抜いたのは『猿来たりなば』。これを最初に持ってくる気持ちわかります。
このシリーズ、設定の妙が楽しめるし、真相追求する二人の関係が心地いい。
どちらがホームズでどちらがワトソンなんて関係なし。
終わり方に味があるんですよ。


ただ1つだけ気になる部分あって、いつか明かしてくれるだろうと
期待してましたが、それもシリーズ完結となっては諦めざるを得ませんネ。
それを差し引いても、気楽に読める本格物としていいシリーズですよ。