桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』


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初めての桜庭作品。そして忽ち桜庭ファンになった作品です。
祖母、母、自分と赤朽葉家三代の女性が描かれてあります。
2段組でボリュームあるのにすんなりと読めるのは
きっと時代の流れがとても判りやすく描かれていたからでしょうネ。
全体を流れる大河ドラマ的雰囲気が素敵ですし
一番気に入ったのは登場人物のユニークさ!
これはかなりツボでした。特に大奥様のタツは一押しの人物です。
彼女が子供達につけるネーミングのセンスは拍手物ですよ。
ユーモアと切なさとほんのちょっぴりのミステリ。
これはお薦めです〜♪