若竹七海『猫島ハウスの騒動』


猫島ハウスの騒動 (カッパ・ノベルス)


葉崎シリーズ第3弾。
猫・猫・猫、そして謎・謎・謎。猫好きにはたまらない作品ですね!
という私は犬派なんですが、ポリス猫DCにはビビっときました。
いいキャラだ〜。DCなら飼ってみたいなぁ。


小気味良いテンポと楽しい登場人物にさくさく読めます。
伏線の張り方も好きだなぁ。
深刻さがなくてカラっと読めるのでこのシリーズは好きなんですが
3作でこれが一番好きかも。相変わらず高齢の元気者が登場するのも
嬉しいですね。前作は紅子ファンでしたが今回はツル子ファンです。
ツル子さんの料理食べれるならどこでも行きたいですよ。
ところで過去作品でもそうでしたが、
まるで手持ちの駒のように若手の巡査をこき使って
事件解決していく駒持警部補ですネ。
それが駒持という名前の由来かしら。
もしそうなら、これからもどんどんこき使って捜査しそうですね。
今回駒にされた七瀬巡査、もう本当気の毒なんだからっ
って言いながらグフフと笑みを浮かべる私です。
(実はもっとヤレヤレーという気分)

明かされなかったあの謎だけは
どこかで暴露して欲しいな、という願いは残りますが
これはもうお薦めの1冊です!