近藤史恵『回転木馬』

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『観覧車』の続編。前作は随分昔に読んだためかなり記憶飛んでましたが
主人公のひたむきさだけはしっかり覚えてました。
それくらいに印象的な唯という女性。失踪した夫へのもどかしさは
読んでる私達にも通じる物。ハッピーエンドを望みながらも
悲観的な印象を受ける流れの中での読書となりました。果たしてその結果は?
一方で天然酵母を使ったパンの記述にはたまらなく食指を誘われました。
そんなに香りや歯応えが違うものなんでしょうか。朝食用のパンは必ず
手作りしてる私としては、真相と同じくらい気になるんですよね。