P・コーンウェル『変死体』(上)(下)

P・コーンウェル『変死体』(上)(下)



変死体(上) (講談社文庫)  変死体(下) (講談社文庫)


検屍官シリーズ第18弾。
今回もケイ視点。やっぱりこれが一番読みやすい。
当分、この路線でいって欲しい。


今回の事件の核となる部分は
近未来的に起こり得るかも知れない、
と想像することで怖さは増幅され
着眼が面白いな、と思いました。


ただしストーリー展開は上巻からイライラ状態。
ケイの弱気な精神状態となぜか強気なBの態度。
Bは何でも知っている的態度が
読んでて悔しくてしょうがない。
それとここ数冊、読む度にケイの職場が変更していて
アルファベットで省略した頭文字の羅列が
ますます私の頭を混乱させてます。
人間関係にも不満が一杯なんだけど、
やっぱりやめられないこのシリーズ。
次巻は是非、颯爽としたケイに会いたいもんです。