池井戸潤『下町ロケット』


下町ロケット


直木賞受賞作品。
世界に誇れる日本の町工場の技術。
資金繰りも苦しい中、世界を相手に出来る
技術があるって素晴らしい。
勇気も元気も希望ももらえる作品でした。


世界に誇れる特許技術があるからって
トントン拍子にいくほど世の中甘くないんですよね。
そこら辺を、大会社やライバル会社、そして銀行との嫌な面を
これでもかってくらいに見せ付けられるけど
現実問題としてそれぞれの立場に立つと
しょうがないんかな〜と肯定してしまう自分がいるのも確か。
社長一人の夢と社員が抱えている家族の重さを考えたら、
う〜ん、やはり今回の決断は小説の上でのことなんだろうね。


だからこそ、小説ではこういう展開がベスト!
読んでてすっきり爽快な作品は
色んな方にオススメしたいです。