コリン・デクスター『森を抜ける道』

コリン・デクスター『森を抜ける道』


モース主任警部シリーズ第10弾。長編。
英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作品。


読書中は面白いながらも、なぜこれが受賞作品?
という気持ちもムクムク。
もっと迷走・ぶっ飛びの推理で
真相が二転三転どころか七転八転する小説が読みたいなぁ。
前作くらいからどうもモースの推理が大人しくなった気がします。


ただしすべての真相を知ると、納得の受賞です。
いやー、ただもうビックリ。思い返せば・・・という部分が
多々あっただけに、真相を見抜いていた人も多いでしょうね。悔しい。
悔しいんだけど、最後にはニヤリとい笑えるところがまたいいのよね。
このシリーズの安心感といったら!オススメです。