P・G・ウッドハウス『それゆけ、ジーヴス』

P・G・ウッドハウス『それゆけ、ジーヴス』


それゆけ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)



やっぱりこのシリーズは短編向き!
と確認できた1冊です。
バーティーのおバカぶりは十分知ってるので
事態がさらに混乱するより、さくさく解決する方が断然面白いんです。

しかも今回はコックのアナトールやバーティーが女子校で講演した話など
前2作で詳細がわからなかった部分も判明。
いやいや〜ジーヴスの智謀・策略、そして腹黒さが笑えちゃう。
ラストのジーブス視点は絶対に外せない1作です。
ジーヴスってなんちゅう人物やっ!
1冊に1篇はジーヴス視点あるといいのに。
このシリーズでは、今までで一番面白かった1冊でした。