コリン・デクスター『消えた装身具』

コリン・デクスター『消えた装身具』


今回の作品は少々今までと毛色が違って
人気が出たTVシリーズで、原作が足りなくなったための
書き起こしたオリジナル脚本がベースになった小説だそうです。

だからか、少々物足りないんですよ。
モース警部の二転三転する妄想部分が
読みたくてこのシリーズを読んでるのに
過去作品と比べて圧倒的にその部分が少ないんですよ。
ドラマならこの程度なのかな。
それとドラマ的な終わり方もどうかと思いますが・・・。

文庫解説の若竹七海さんが
「オックスファードに行くならこの作品を
持参すると何百倍も楽しめる」なんて書いてましたが
いいなぁ〜とっても憧れます。
そのためにも、この作品はモース警部ファンにとっては
外せないですね。