A・クリスティ『白昼の悪魔』

A・クリスティ『白昼の悪魔』


白昼の悪魔 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)



ポアロもの。

のどかな避暑地での残酷な殺人事件。
またしても殺人事件に巻き込まれてしまったポアロ
灰色の脳細胞をフル活動させて事件を解決していくのですが
今回はアリバイ崩しが中心となります。
どうやって犯行時間を作ったのか、まさかの真相でした。
いや〜本当にまさかの真相。解説の若竹七海さんが
クリスティのベスト5に入るとおっしゃったのも伊達じゃない。
面白かったです〜。しかし、被害者の女性を見る私の目は
完全に登場人物のおばさま達と同じでしたよ。ははは。
ポアロは違う視点で見ていたのでした。
心配していた着地点だけは避けられたみたいで
それがかなり読後感を良くしています。