畠中恵『ころころろ』
しゃばけシリーズ第8弾。短編連作集。
「はじめての」は若だんなの初恋物語。
ここでほっこりした後の次の作品「ほねぬすびと」で、
若だんなの目から光が失われるという衝撃的な展開に!
まさか残り全部でこの内容をひきずるとは思ってなかったので
若だんなの心情を思うと、今までのしゃばけシリーズには
なかった展開だなって感じました。
「ころころろ」では仁吉が、「けじあり」では佐助が
活躍しますが、たまには二人の活躍もいいですね。
また神について問うた作品ということで、神と人との
感覚の違いなど、ハッとさせられる1冊でした。