畠中恵『ちんぷんかん』


ちんぷんかん しゃばけシリーズ 6

しゃばけシリーズ第6弾。短編集。


とても病弱な若だんなが、ついに三途の川に!
頼りになる仁吉も佐助もいないのに〜!
子供達の積んだ石を蹴散らす鬼という設定は
結構キツイ場面ではあったものの、
結局若だんながこの世に戻れたのは
あれのお陰だったとは!ちょっと笑っちゃいました。
いつかこの時別れた少年と出会えるといいなぁ。


両親の結婚が微笑ましい反面、
今回は若だんなにとって辛い別れが描かれてて
それはどうしようもないこと。
若だんながそれを自覚したことで
最後の「はるがいくよ」はとても読後感良く終われました。
作品の配列が巧いですネ。