アガサ・クリスティ『スタイルズ荘の怪事件』


スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


ポアロと、そしてクリスティのデビュー作としては
あまりに有名な作品。再読です。
犯人・設定・ポアロが犯人に対してとった法律的な行動の意味
すべて覚えていたのに、唯一忘れていたのが殺害方法!
一体どこに毒が仕込まれていたのか・・・コーヒーなのかカップなのか
ポアロが一人納得していく中、ヘイスティング同様私も暗中模索状態。
そしてあの真相!いや〜またもやビックリ感を味わえましたよ。
何度も楽しめてホントお得な脳細胞を持つ私です。
一番笑えるのはヘイスティングズの勘違いぶりと
ポアロに対する態度ですかね。
海外作品には惚れっぽい人がよく登場しますが
ヘイスティングの惚れっぽさもなかなかですよ。
本書でのポアロの法律的な行動に関して
若竹七海さんの某作品で登場人物が叫んでましたね。
あれはニヤリとできたな〜。