A・クリスティ『アクロイド殺し』

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

A・クリスティ『アクロイド殺し
ポアロシリーズ。再読。


これは凄い作品です。
初読の時、私は犯人知らずに真っ白な状態で読みましたが
それがどんなに幸せなことなのか、読了した人なら納得ですね。
これ書いたの何年前なんだろ。凄いわ、クリスティ。


フェアかアンフェアか・・といえば、
周到に張られた伏線の数々を読む限りでは
アンフェアとは言えない、と私は感じました。
作中ではミス・マープルの原型になったと言われている
キャロライン・シェパードが特に好き。
彼女の好奇心の旺盛さはたまげたもの。
活き活きと描かれてるのも読んでて微笑ましかったです。